中世の都では奇瑞にせよ凶事にせよ、普段は起きない不思議な出来事や化物、妖怪の登場が頻発していました。
それらは多数の文献に残されています。怪異研究の第一人者、西山克教授が、中世の不思議世界を時代背景とともに解説します。
各話の挿話を描くのは、日本画家の北村さゆり。23の美しい絵が想像力をさらに刺激します。
造本装幀コンクールを受賞した前作『中世ふしぎ絵巻』と同様の、
クルッと回して読むちょと変わった装丁の、大人の絵本としても楽しめる1冊です。
■ 担当:DTP
■ 版元:ウェッジ
■ 刊行:2023/3