人体切断、縄抜け、降霊会、死者や超自然との対話、エクトプラズム、ポルターガイスト、こっくりさん、念写、超能力、錯視…私たちを魅了する奇跡と奇術は表裏一体だ。本物の魔法だと信じられていた初期の奇術が、洗練された舞台芸術として確立するまでを、詐欺師とマジシャンの攻防を軸に解き明かす。元マジシャンであり心理学者でもある著者が、人の心理を巧みに誘導し、手わざを自在に操る鮮やかな手法を語る。オカルトブームを盛り上げた様々な道具のほか、名だたるマジシャンが使用した道具などの貴重な図版を多数収録。
担当:DTP
版元:日経ナショナル ジオグラフィック社
刊行:2020/9/24