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科学や工学の情報をやりとりする技術英語には、「専門的で難解そう」というイメージがあるようです。でも、実はとても合理的で読者フレンドリーな言語なのです。「英語、苦手」と言い切る理系の人にも、「理系の知識がないので…」と敬遠する文系の翻訳者にも、英語のコミュニケーションで苦戦するビジネスパーソンにも、きっと“目からウロコ”のメソッド──それが「技術英語の3C」です。

「正確」「明瞭」「簡潔」という3つの正義
 十人十色の解釈が成り立つ文学作品と違い、技術文書は「いつ」「どこで」「だれが」読んでも同じ意味に読めるものでなければなりません。伝えるべき情報が誤解の余地なく伝わり、しかも語数が少ない──これが技術文書の理想形です。
 Correct(正確)、Clear(明瞭)、Concise(簡潔)の頭文字から、この基本理念を「3C」と呼びます。




「ネイティブ並みの」という価値観は忘れてよし

 技術文書は世界中の人と共有するもの。読み手は私たちと同じく、英語を母国語としない人かもしれません。英語圏の人しか知らないような言い回しは避け、非ネイティブ同士で通じる基本的な単語・構文を用います。


短いことは全然失礼じゃない

 技術文書の読み手は最新テクノロジーに取り組む研究者やエンジニア。無意味に長い文章を読む暇はありません。でも、短い文では、「なんとなく失礼じゃないか?」と、日本人は考えがち。いやいや、「不必要な情報を読ませるほうが失礼というのが、技術文書の書き手がとるべき態度です。

 

中学・高校で習った英文法がものをいう
 簡単な単語・構文を使うにしても、「正しく」使うのでなければ意味がありません。「正確さ」を支えるのは、他動詞と自動詞、単数と複数、時制といった基本的な文法。とかく悪者扱いされがちな「文法重視の英語教育」を受けてきた日本人が、本領を発揮するところです。


「主義」はあれども「規則」ではない

 3Cを実践するには、「受動態より能動態」「名詞より動詞」「一語一義」「一文一意」など、いろいろなテクニックがあります。でも、これらは「主義」であり、ガチガチの「規則」ではありません。大切なのは、その都度いちばん効果的な表現を考えること。実はとてもクリエイティブな作業なのです。



あらゆる実務で活きる「読者至上主義」

 読者の視点に立ち、自分の発するメッセージが「正確か」「明瞭か」「簡潔か」とチェックする習慣は、ビジネスメール、プレゼンのスライド、企画書、消費者向けマニュアルなど、さまざまな文書作成で役に立ちます。英語の3Cという概念を知ったときから、きっと日本語の文章力も上がるはずです。


工業英検対策本・技術英語教本の編集・制作実績
 リリーフ・システムズは20年ほどまえから、公益社団法人日本工業英語協会の出版物の編集・制作をお手伝いしています。
テクニカルライティング、科学技術系プレゼンテーション、特許翻訳、工業英検対策など、技術系・理工系英語に関する
コンテンツの見せ方には自信があります。


理工学部の学生に英語アレルギーが多いのは、英語の先生がみんな文系出身だから……という説があります。「ものごとを感覚的に理解する文系」と「すべて理詰めで進める理系」とでは、いろいろな意味で“文法”が違う……のかも。この溝を埋める理系学生向け技術英語の入門書を、来春刊行に向けて鋭意制作中。
『技術系英語プレゼンテーション教本』川合ゆみ子著
「プレゼンのしかたを教える本なのに、この本自体のプレゼンが悪かったら一大事」というプレッシャーのもと、著者の川合先生の明るさに救われながら、がんばった一冊。プレゼンサンプルの題材にさせていただいた東京スカイツリーの関係各位にも大変お世話になりました。
『技術系英文ライティング教本』中山裕木子著
技術系翻訳者の“バイブル”となりつつあるテクニカルライティング教本の決定版。大手メーカーの翻訳部門でも、教材として愛読されているそうです。中山先生は特許翻訳出身のハイパーテクニカルライター。技術英語の講師としても活躍中です。
『工業英検1級のすべて』工業英検推進委員会編
工業英検1級は「英語マニアが最後に挑戦する検定試験」と言われる超難関資格。科学者・技術者・翻訳者・指導者のインタビューをもとに、工業英検1級の謎(?)に迫ります。もし『工業英検1級EXPO』というフェアがあったら……という発想で、テーマごとのブースあり、講演あり、対談あり、質疑応答あり、という構成を考えました。
『理工系学生が会社に入る前に読む英語の本』徳田皇毅著
「もう英語はやらなくていいと思っていたのに、話が違う…っ」と困っている理工系大学生に対する“愛”にあふれた英語の本。英米純文学と技術英語の両方を解する徳田先生が理系と文系の橋渡しをする一冊です。
『工業英検2級クリア』興野 登著
著者の興野先生は応用音響技術の専門家で、長年、メーカーでスピーカーの研究開発に従事した経歴の持ち主。本書にもそれをうかがわせるような例文が出てきます。音響技術を応用した兵器の存在を教えていただいて、びっくりしたこともありました。
『工業英語を基礎とした特許英語―英文特許明細書の書き方―』岡田豊司著
メーカーの知財担当部署に勤務し、明細書の翻訳や外国出願の実務に携わった経験を踏まえて著者が力説するのは、「よりよい英文明細書を作成するためには、元になる和文が大事」ということ。本書は和英翻訳の参考書ながら、翻訳の元となる和文原稿の書き方にも多くのページを割いて解説しています。